北村匠海、吉高由里子とのキスシーンに 「今からドキドキ!」 ディーン・フジオカ共演『星降る夜に』ビジュアル解禁
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◆吉高由里子
――『星降る夜に』は恋愛ドラマの名手・大石静さんが描く直球ラブストーリー。本作に挑まれる率直なお気持ちを教えてください。
『知らなくていいコト』(2020年)に続いて、また大石さんと一緒にドラマができるということで、すごく安心感を覚えると同時に、もうドキドキです! パワフルすぎて普通じゃないですからね、あの女性は(笑)。今回の脚本も最初からパワフルで情熱的、そして言葉も描写もダイレクト。一星とのキスシーンも、ト書きが暴れてるんですよ(笑)。私はこれまでお仕事ドラマが多くて、こういった直球ラブストーリーにはあまり出演したことがないので、「とにかくしがみついて行かないと! こちらも挑戦させていただきます!」という心境です。クスッと笑える部分もあるし、ただの胸キュンだけではない心癒されるヒューマンドラマでもある。どんなラブストーリーになっていくのか楽しみです。
――今回演じる雪宮鈴という女性を、どうとらえていますか?
鈴は自分の中に塞ぎ込んでいる部分もありつつ、誰に対してもフラットな女性。だからこそ、音のない世界で生きる一星に対しても気負わずにズカズカ行くし、逆にズカズカ来る一星のことも受け入れるのかなって思いました。そんな中で一星と恋に落ちた鈴が、やがて深夜の悲しい過去を知り、関係性や寄り添い方が変わっていくんです。一口にラブと言っても、心の通わせ方や寄り添い方って本当に人それぞれ違う! 3人の関係性を通して、どんなラブが表現されていくのかなって、そこも楽しみです。
――すでに手話の練習も始めているそうですが、いかがですか?
まだ北村さんとはレベルが全然違いますけど、ゆっくり牛歩で練習しています(笑)。手話って難しいですね。でも、それぞれの動作の源にある意味をたどっていくと、楽しいです。このドラマを通して、多くの人が手話に興味を持ってくれたら、うれしいなって思います。
――初共演となる北村匠海さん、過去に共演経験もあるディーン・フジオカさんの印象は?
北村さんには「金髪のお兄ちゃんが歌ってる、ケンカしてる!」みたいな、やんちゃで尖っているイメージを勝手に抱いていたんですよ。でも実際にお会いしたら、オブジェかのようにすっごく落ち着いていて(笑)。静か~に穏やか~に人の話を聞いている感じで、意外でしたね。
おディーンとはちょこちょこお会いする間柄なんですけど、イメージ通りすごくレディーファーストな王子様です。だから、今回は「どうやったらヘッポコになれるんだろう!? 結果、カッコよくなっちゃうんじゃないの?」って、私も楽しみで! ただ、実はみんながイジらないだけで、おディーンはすっごい天然なんですよ。今日ひさびさに会って話しただけでも天然発言がすごくて!もはや私はおディーンと目が合うだけでツボに入って笑っちゃう時があったので、今回も大変です。現場でおディーンのポンコツ芝居を見たら私、もう笑い袋みたいになっちゃう(笑)。今回の現場ではもっともっと面白い一面を見つけたいと思います。
◆北村匠海
――『星降る夜に』は恋愛ドラマの名手・大石静さんが描く直球ラブストーリー。本作に挑まれる率直なお気持ちを教えてください。
僕が演じる一星は手話をするのですが、序盤にものすごく下ネタのセリフが多くて(笑)。だから手話のレッスンも、そういう話題から練習スタートで(笑)。でも、おかげで手話での演技に気負って凝り固まっていた自分も解き放たれましたし、一星のキャラクターがたった一言のセリフからも分かる、すごく面白い脚本だなと思います。実は、最近はヤンキーの役が続いていたので、戦ってばかりだったんです(笑)。だから、こうやって血や泥をすべて拭って、直球ラブストーリーに参加できることがすごく楽しみでした。今回は「にじいろカルテ」でご一緒したスタッフさんが多く、現場の空気がすごく温かいので、みんなと一緒に肩肘張らずに歩みながら、トライアングルラブを演じられそうだな、と。吉高さんは、学生時代に「蛇にピアス」を見てから憧れの女優さんでもあったので、今回共演することができて、夢がかなったような気持ちです。なので、吉高さんとのキスシーンは…僕は今からドキドキしています(笑)!
――実際に手話を練習してみて、いかがですか?
手話を教えてくださる聾者チームの皆さんが、底抜けに明るくて、そしてカッコいいんです。振動が心に響いてくるメタリカのような音楽も楽しんでらっしゃって、ヘビーな音楽で骨とハートを震わせるんだな、超カッコいいなと思って。車も運転するし、表情も豊かで話も面白いし。音のある世界で生きる僕たちと何も変わらないんですよね。レッスンの休憩の時なども、雑談で盛り上がったりしています。
――今回演じる柊一星という男性を、どうとらえていますか?
一星はそこにいるだけで場が明るくなって、空気を変えてくれるようなキャラクターなんです。それこそケンカもするし、よく笑うし、そしてめちゃめちゃ嫉妬もする。手話は日本語よりも、直接的な表現も多いなと思っていて、そういういろんな気持ちを、手話でどう素直にまっすぐ大きく伝えられるか…。そこに一星の良さも現れると思うので、演じる上でのテーマだと感じています。表情や体全体を駆使して頑張りたいと思います。
――共に初共演となる吉高由里子さん、ディーン・フジオカさんの印象は?
基本はオブジェ・スタイルでやらせていただいている僕と違い(笑)、吉高さんはすごくまっすぐな方です。1回目の手話レッスンで初めてお会いしたんですが、「今日は音声言語は禁止です」とアナウンスがあったのですが、隣で「これ、何? あれ、どういう意味? あ! わかった! これだよね!?」と、話されていて…(笑)。実を言うと、僕は初めてのレッスンで緊張していたので、吉高さんのそのまっすぐさに助けられました。
ディーンさんとは今日初めてお会いしたのですが、僕も早く「おディーンさん」と呼べるように距離を縮めたいです。ディーンさんはドラマでも音楽面でも完璧な方というイメージを持っていたので、今日お話を聞いて、いろんな面を垣間見られたらうれしいな、と思いました。そして、この2人の笑いのツボをそっと隠すのが僕の役目なのかな、という感じもしています(笑)。
◆ディーン・フジオカ
――『星降る夜に』は恋愛ドラマの名手・大石静さんが描く直球ラブストーリー。本作に挑まれる率直なお気持ちを教えてください。
大石さんとは2017年に『トットちゃん!』でご一緒させていただき、「脚本の中に優しさがあるな」という印象を受けました。今回の脚本もラブストーリー要素やコメディー要素…いろいろな要素がある中で、今の日本の時代性にあてたメッセージがすごく明確に感じられて、世の中に必要とされている作品だと感じました。また、今回はトライアングルラブという側面もありますが、星座が織りなす冬の大三角っぽくていいですね。作品タイトルもバッチリですね!
――今回演じる佐々木深夜という男性を、どうとらえていますか?
深夜は一言で言うと「ゆるキャラ」だと思っているので(笑)、そこを目指して頑張ります。また、なぜそういう人物像になっていったか…という彼の過去と文脈がのちのち見えてきたときに、彼の中に息づく人間愛というものに対してきっと多くの人が共感してくれるんじゃないかな、と。そんな役目を負っているキャラクターだとも思っています。
――ご自身のスマートで完璧なイメージを180度覆すポンコツ・キャラでもありますが、演じ方など何か策は練られていますか?
ことあるごとに変顔になったり、廊下を走って人にぶつかり尿コップをひっくり返したり…そういうポンコツぶりが出るシーンは、アクションシーンだと思って挑もうかと(笑)。実は見せ方の加減については、まだ全然分からないんですよね。そこは作風によってくると思うので、現場で監督の要望やキャストのみんなとのテンションを考慮しながら、うまい落としどころが見つかるといいなと思っています。
――今回、最終話まで全て脚本が出来上がっているとのことですが、全話通して楽しみなシーンはありますか?
男たちで銭湯に入るシーンです(笑)。撮影は大変な予感もありますが、いろんな意味で整うシーンになるのかな、と。楽しみです。
――過去に共演経験もある吉高由里子さん、初共演の北村匠海さんの印象は?
由里ちゃんは僕よりも天然で、自由だなぁと感じる人。そして、名酒を飲んでいるイメージですね(笑)。僕も彼女とは目が合うだけで笑いが止まらなくなるので、今回はそれで撮影時間が押さないように気を付けたいと思います。ちなみに、先ほど由里ちゃんが僕に対して「今回はイジり役に徹する」と宣言しましたが、今回は役柄的にもイジってもらった方がやりやすいかもしれませんね(笑)。
北村くんに対しては、ワイルドなイメージを持っていました。彼の基本スタイルだというオブジェ・スタイルはまだ目撃していないのですが(笑)、それを切り崩していけるよう、3人で撮影時間が押さない程度の笑いを共有しながら、楽しくやれたらいいなと思います。
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