葵わかな、節約に目覚める! 原田ひ香の68万部超ベストセラーをドラマ化『三千円の使いかた』で主演
◆葵わかな
原作を読ませていただいた時、恋愛ドラマともヒューマンドラマとも違う、自分があまり知らなかった題材で、面白いストーリーだなと感じて、参加するのがとても楽しみになりました。
私が演じる御厨美帆は24歳の今どきの女の子。一人暮らしで、いい会社に勤めているけれど、お金や将来については無頓着。結婚や老後には興味がないところなども描き方が非常にリアルで、「確かに私もこんな感じで捉えているな」と、共感しかありませんでした。
今回のドラマは私だけでなく、三世代の女性がそれぞれのライフステージでお金や人生に関する悩みを抱えるのですが、どの世代の方にも共感していただける内容になっていると思います。またお金の使いかたや貯めかたに関して参考になる部分も多いので、お金の教科書のようにも楽しんでいただけると思います。
Q葵わかなさんの「三千円の使いかた」は…?
私がパッと思い浮かぶのは、スーパーで食材を買うことかなと思います。自宅で料理を作ることが多いのですが、買い物に出かけると数日分をまとめ買いをします。それがだいたい三千円くらい。でもそれで美味しいものが食べられるし、調理している時間自体を楽しむこともできますよね。
お金に関しては、私も美帆のようにきちんと考えなければいけないと思いつつ、使うことも大切なのかなと感じています。運気を上げるためにはお金を貯めてばかりでは良くないと親から言われた記憶があるので、たとえばちょっと高い洋服を買ったとしても、それを着ることで元気になれるし、また頑張れる。いろいろなことに挑戦するために「お金を使う」という事を恐れずにいたいと思います。
◆原作者・原田ひ香
「三千円の使いかた」は五年も前に書いた小説で、小説を書いていた時はドラマ化なんて考えてもいなかったので、思いがけない成り行きにびっくりしています。五年前の自分に「それ、葵わかなさん主演でドラマ化するよ」って教えてあげたいですね(笑)
葵さんは、朝ドラの爽やかで新鮮なイメージがやはり一番大きいですが、今回はもう少し年上で、現代っ子?で、どちらかと言ったら現実的な美帆を、葵さんがどんなふうに演じられるかなあ、と。1日も早く観てみたいです。
私は「主婦雑誌」「節約雑誌」が大好きなので、節約やお金を通して「家族」を描けないかなあ、と思って書きました。節約や家計簿は私にとっては普通のことなのですが、それを小説にしたことは、当時は結構、珍しかったのかなと思います。
「三千円の使いかた」はお金の小説と言われることが多いですが、やはり、基礎は「家族小説」なんですね。今回のドラマ化にあたり、その「家族」がしっかりと描いていただけそうなので、とても楽しみにしています。また、さまざまな年代の女性が出てきますので、全女性に観ていただきたいです。もちろん、男の人にも! 楽しみつつ、自分の将来にどんなことが起きるのか、どのくらいお金が必要なのか、一足先に予想したり、準備したりしてもらえたら、すごく嬉しいです。
◆東海テレビ・遠山圭介プロデューサー
土ドラが送る2023年最初の作品は、お金や節約をテーマにしたホーム“マネー”ドラマです。
主人公の御厨美帆は、特異な才能があったり、崇高な夢を抱いたり、壮絶な運命に抗ったり……ということなんて全くない、ごく普通の24歳の女性。「今が楽しくなきゃ意味なんてない!」とばかりに将来への貯蓄には全く無関心、その日その日を楽しく生きている「土ドラ史上、最も“普通”の主人公」とも呼べる、どこにでもいるキャラクターです。そんな美帆が人生の様々な困難にぶち当たりながら、お金をためることによって自身の人生を見つめ直し、成長していきます。お金について、節約について考えることは、すなわち「どうやって人生を送っていくのか」を考えることなのです。
美帆役は、ドラマや映画、舞台の世界で幅広く活躍されている葵さんにお願いします。葵さんには等身大の美帆を存分に演じていただき、皆さんが成長を見守るようなキャラクター像を一緒に作り上げていけたらと思っています。
「このドラマを見るとお金が貯まる!」などと大層なことは言いません。でも必ずや「元は取れる」ドラマではあると思います。
円安や物価高で、ますますお金に対する意識が高まりつつある今だからこそお届けしたいホーム“マネー”ドラマ「三千円の使いかた」、ぜひご期待ください!