女優の木村文乃が主演を務めるスペシャルドラマ『七人の秘書スペシャル』（テレビ朝日系）より、伊武雅刀、玉置玲央ら物語のカギを握るゲストキャスト8名の出演が発表され、伊武、玉置がコメントを寄せた。

　2020年10月期に放送されたテレビ朝日系ドラマ『七人の秘書』は、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介の七人が“影の仕事人”となり、人知れず悪をぶっ潰していく勧善懲悪の爽快さで大反響を呼んだ痛快作。10月7日には初の劇場版となる映画『七人の秘書 THE MOVIE』も公開される。

　映画公開を前に放送される『七人の秘書スペシャル』は、2020年の連続ドラマ最終回から2年、散り散りになっていた七人が再集結。それぞれ別々の道を歩み始め、これまでのように集まることもなく暮らしていた彼女たちだが、ある事件をきっかけに再会することになる。

　今回、七人の敵となるのは巨大詐欺グループ。世界的な経営者までが参加するオンラインサロンに仕組まれた巧妙な手口に引っ掛かり、追いつめられている被害者を救うため、ついに七人が立ち上がる。

　このたび、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介ら秘書軍団と対峙することになるゲストキャスト8名が解禁に。

　今回のスペシャルドラマで望月千代（木村）は、萬敬太郎（江口）の口利きによって、小さな町工場ながら世界に誇る特許技術をもつ鴨志田製作所の社長秘書を務めている。その千代のボスとなる社長・鴨志田寿を演じるのは伊武雅刀。鴨志田は、会社の経営が悪化し、金策に奔走するものの銀行からの融資が受けられず苦悩する日々を送っている。そんな中、業績を伸ばし続ける大企業が鴨志田製作所の部品に興味を示します。社員一同、ホッと胸をなでおろしたのもつかの間、なんと突然契約が白紙に。追い詰められた鴨志田は、一縷の望みをかけてオンラインサロンに参加するが、あろうことか巨額の詐欺に巻き込まれてしまい…？

　会社と社員を愛し、何とかして経営を立て直したいと願いながらも悪質な犯罪の被害者となり、追い込まれていく鴨志田。伊武が、そんな愛情深い鴨志田の悲哀を丁寧かつ繊細に体現する。

　鴨志田製作所が作った部品に興味を示す大企業・日本ヘロンズソリューションの若きカリスマ社長・白崎幸司を演じるのは劇団「柿喰う客」に所属する玉置玲央。鴨志田の運命を狂わせる最初のきっかけを与えることになってしまう重要人物・白崎をさわやかに、そして時に怪しく演じる。

　鴨志田が初めて参加することになるオンラインサロンの主催者・伍井保を演じるのは三浦誠己。また、鴨志田にオンラインサロンを紹介する白崎の恋人・天野みゆきに野波麻帆、秘書軍団のドジッ子・照井七菜（広瀬アリス）が勤務する東都銀行の融資部部長・青山健一に飯田基祐、鴨志田の右腕で鴨志田製作所の専務・代島和也役に長谷川朝晴、七菜の同僚で東都銀行の秘書・藍田紀佐子役に冨手麻妙。そして、オンラインサロンに出席する経営者・根木省吾役を、お笑い芸人・芝大輔（モグライダー）が務める。

　鴨志田役の伊武は「ラーメン屋のシーンのファーストカットは、食べ終わって、ドンブリを置く鴨志田社長。秘書たちは、美味しそうにラーメンをすすっている。毎回登場するセットで作ったラーメンは、実際に美味しいらしい。食べたかった、あのラーメン…」と撮影を振り返りつつ、「ころっと詐欺に騙される人の良さと、社員思いの熱い気持ちが伝われば本望です。そんな社長を助ける七人の秘書たちの痛快な活躍ぶりを楽しんでください」とコメント。

　白崎役の玉置は「記憶に残っているエピソードを数え出したらキリがないのですが、物語の終盤で大きな種明かしが展開される地下駐車場のシーンは特に印象深いです。詳しくは言えませんが、いろんなことがてんこ盛りで、演じていて非常に楽しかったです」と感想を。そして、「自分が、と言うよりドラマ全体にありとあらゆるエンタメが詰め込まれている作品だと思うので、そこを楽しんでもらいたいです。笑いありアクションあり大どんでん返しありのスカッとするような作品、最近なかなかないと思うので！」と話している。

　『七人の秘書スペシャル』は、テレビ朝日系にて10月2日21時放送。