女優の小松菜奈と俳優の坂口健太郎がダブル主演を務める映画『余命10年』より、1年間にわたった撮影の舞台裏を収めたメイキング写真が一挙解禁された。

　本作は、小坂流加による同名のベストセラー恋愛小説（文芸社文庫NEO）を、映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督のメガホンで映画化。自らの余命が10年であることを知り、生きることに執着しないためにもう恋はしないと心に決めた茉莉（小松）。生きることに迷い自分の居場所を見失った和人（坂口）。2人が惹かれ合い、お互いを思い合って生きた“10年間”、さらに、そんな2人を支えたタケル（山田裕貴）と沙苗（奈緒）を加えた4人が育んだ“かけがえのない友情”が、色鮮やかな四季の移ろいと共に描かれる。

　今回、公開されたのは、約1年間という時間をかけて四季の移り変わりと共に撮影、キャスト・スタッフ陣が原作者である小坂流加さんの思いを継ぎ全身全霊を込めた本作の舞台裏を収めたメイキング写真。「部活の先輩・後輩感がある」という小松の言葉通りの雰囲気が感じ取れる、藤井監督との2ショットや、藤井監督の演出を真剣な表情で受け止める坂口の姿、キャスト・スタッフ同士の仲の良さがうかがえる山田と奈緒のクランクアップ時の様子なども確認できる。

　3月4日に公開した本作は、実写邦画2週連続No．1、公開11日間で興収10億円突破するなど、大ヒットを記録。小松は「沢山のご感想を目にして色々な人の心に届いてくれているんだなと嬉しくて、心が満ちています。みんなで愛を込めて1年間かけて作り上げました。その愛も想いも、このスクリーンに映っていると思います」、坂口は「1年という長い時間をかけて、丁寧に作ってきた作品が皆さんのもとに届けられました。本当に感慨深いです」とコメントし、全身全霊で取り組んだ本作への自信をのぞかせると共に、感謝の気持ちを伝えている。

　映画『余命10年』は公開中。