永野芽郁主演『マイ・ブロークン・マリコ』、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊ら追加キャスト発表
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●奈緒(イカガワマリコ役)
原作を読む手が止まらず読み終わった後は涙が止まりませんでした。盲目的な2人の友情と愛がどこまでも哀しく優しく、この作品はきっと誰かの救いになると感じました。
⺟の様に愛を持って現場を包んでくださるタナダ監督のもと、永野芽郁さんと「いつかまた一緒に2人でお芝居をしよう」と約束をした、あの日の夢を叶えることができてとても幸せです。
沢⼭の方に届きますように。
・永野芽郁より
撮影が始まる前から「マイ・ブロークン・マリコ」について沢⼭話し合っていましたが、初めてマリコになった奈緒ちゃんを⾒て感動しました。マリコが奈緒ちゃんじゃなかったら私はシイノになれなかったと思います。最⾼で最強な相棒でした!
・タナダユキ監督より
理不尽が押し寄せ、ついに自分を壊すことでしか⽣きられなくなっていったマリコ。そんなヘビーな役をやれるのは誰だろうと思った時、いつも変幻自在に作品の中に存在している俳優が浮かびました。マリコ役を、全信頼を置いて託すことができ、一緒に闘えるであろう人、それが奈緒さんでした。シイノとマリコのキャスティングが決まった時、まだ撮影してもいない段階から、二人の姿が鮮やかに⾒えてくる気がして、時に心が折れそうになるなか、私に大きな⼒を与えてくれました。
この物語のシイノの全ての⾏動はマリコに起因します。そしてそのマリコの喜びも悲しみも苦しみも、奈緒さんが⾝を持って体現してくれました。
罪もなく、寄る辺もない、けれどそれでも⽣きようとした二人ぼっちの⼥の⼦を、ぜひスクリーンでご覧いただければと思います。
・原作者・平庫ワカより
撮影で目撃した奈緒さん演じるマリコがあまりに儚く、親の健全な庇護のもとにあるべき⽣⾝の⼦供を感じさせ、あまりに胸が痛んだため思わず駆けて⾏って抱き締めたくなりました。
ですが奈緒さんが演じるマリコのエネルギー、パワーを信じておりますので妄想のハグは妄想のままにして、完成作品のために心の準備をしておきます。
●窪田正孝(マキオ役)
衝撃的な原作に心打たれました。脆くても仲睦まじい2人。簡単に壊れてしまう心と⾝体。周りになんて理解されなくたっていい。どこまでも2人で突き進む強さに応援してしまう感情が湧き上がってきました。ぜひ劇場でご覧いただければと思います。
・タナダユキ監督より
マキオはとても好きなキャラクターでした。ちゃんと傷つき、それでも⽣きてきた人だからこそ⾔える⾔葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。普段は気さくなにーちゃんなのに、芝居に関してはいつだって自分のことを疑える真摯な姿は昔と全く変わらず、そんな人が演じるマキオだったからこそ、放つ⾔葉に真実味と優しさが溢れたのだと思います。終盤のシーンを撮影していた時、私自⾝が、窪田さん演じるマキオの⾔葉に救われた思いがしました。
再び作品を作れたこと、それが『マイ・ブロークン・マリコ』だったことは、幸運なことでした。