桜井玲香、初のミュージカル単独主演 『DOROTHY~オズの魔法使い~』上演決定
元乃木坂46の桜井玲香が初の単独主演を務めるミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』が、8月から東京、兵庫ほかにて上演されることが決まった。
【写真】元乃木坂46キャプテン・桜井玲香、共演者の称賛に感無量「みんなが支えてくれたから」
1900年に児童文学として誕生し、今なお世界中で読み継がれる、ライマン・フランク・ボーム作の童話『オズの魔法使い』。主人公の少女ドロシーが不思議な“オズの王国”で旅をしながら、それぞれに弱さや悩みを抱えたかかし、ブリキ、ライオンといった仲間たちと共に歩み成長していく物語だ。本作はこの物語をベースに、田尾下哲が作・演出を、宮川彬良が作曲・音楽監督を手がけて新たに生み出すミュージカル。
作・演出の田尾下により、“魔法の国”であるオズの王国は音楽でコミュニケーションが交わされる“音楽の国”に、少女ドロシーはバイオリニストを目指すオーケストラ部の大学生へと翻案された。
主人公ドロシー役を桜井が演じるほか、蒼井翔太と鈴木勝吾がダブルキャストで出演。さらに、元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀かなめ、そして鈴木壮麻も共演する。
主演の桜井は「ミュージカルでの単独主演は初めてです。緊張しつつ、この様な経験をさせていただけることがとても嬉しいです。オズの魔法使いは、誰もが幼い頃に触れる夢溢れる作品です。素敵なキャスト、スタッフの皆様と楽しく夢のある世界を作っていければと思います」とコメント。
作・演出の田尾下は「原作でもドロシーとかかし、ブリキ、ライオンの四人は自分では備わっていない能力、願いを求めてオズの王国を旅しますが、実際には自分の中にその答えがあるというメッセージの物語です。本作はこのメッセージはそのままに、失敗をしたらお終い、ではなく、失敗を取り返すチャンスを旅の中で求めていく物語にもなっています」と話す。
作曲・音楽監督の宮川は「立体的で複眼的な時間の体験、それがミュージカルの醍醐味です。そんなワクワクの時間をお客様にも体験して頂こうと、今まさにスタッフは試行錯誤を繰り返しています。そんなものづくりの過程で僕らが出くわす困難は、まるで劇中でのエメラルドシティーを目指すドロシー達にそっくりです」としている。
ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』は、東京・日本青年館ホールにて8月20~28日、西宮・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて9月16~19日上演。ほか地方公演あり。