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もう頬づえはつかない

【解説/みどころ】
ベストセラーとなった見延典子の小説(早大文学部文芸科の卒業小説)『もう頬づえはつかない』を、atgが東陽一監督で映画化した作品。早大文学部に通うまり子は、同じく早大生の橋本と同棲している。それもごく軽い気持ちで……。これにまり子のかつての同棲相手である売れないルポライターや画家くずれの大家らも登場して、物語は大きな起伏もなく淡々と進んでいく。ポスト学園紛争の“シラケ世代”や“フィーリング世代”の感覚をそのまま映画化したかのような作品。古い形の“恋愛”とはかなり遠いところで男たちの間をフラフラ漂っている女子大生を演じた桃井かおりが光る。


キャスト
桃井かおり奥田瑛二森本レオ伊丹十三加茂さくら
スタッフ
監督: 東陽一 脚本: 東陽一 小林竜雄 原作: 見延典子
上映時間・制作年
113分/1979年
制作国
日本
配給
ATG=あんぐる


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