息子のままで、女子になる
人生のあり方を模索するトランスジェンダーの女性
【解説/みどころ】
建築家としての人生を歩む傍ら、トランスジェンダーの当事者として講演会などを行い、多岐に渡り活動するサリー楓を追ったドキュメンタリー。男性として生きることに疑問を持ち、セクシャルマイノリティのあり方を模索してきた一方で、息子として父親の期待を裏切ってしまったという彼女の葛藤を映し出す。監督は『沈黙しない春』の、杉岡太樹。
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男性であることに疑問を持ち続けていたサリー楓は、建築業界への就職を目前に女性として生きることを決意する。そして、彼女は講演会などの活動を通して徐々に注目を集めていく。だが、楓の心には父親の期待を受け止めることができなかったという葛藤が残り……