【解説/みどころ】
岡本喜八の脚本・監督、三船主演による幕末もの。慶応4年、徳川から明治へと体制が大きく変わる革命期。百姓あがりの赤報隊士・権三は赤毛をなびかせて故郷に錦を飾る。彼は代官屋敷から年貢米を百姓に返したり、借金を棒引きにして女郎たちを解放したり、得意の絶頂にいるが、利用価値なしと判断した白毛の官軍によって抹殺される……。民衆に密着していたがために革命の先頭に立ち、それゆえに銃火を浴びる。赤報隊の一隊士に革命の論理を結晶させた異色作。三船敏郎が十八番の粗野だが誠実な主人公を力演し国際スターの貫禄を見せ、松竹の岩下志麻が東宝映画に初出演して花を添えた。
- キャスト
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三船敏郎/
岩下志麻/
高橋悦史/
寺田農/
田村高廣/
岡田可愛/
吉村実子/
- スタッフ
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監督:
岡本喜八
脚本:
岡本喜八
広沢栄
- 上映時間・制作年
- 106分/1969年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 東映=三船プロ