紙の月

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なぜ平凡な主婦が、一億円の横領を働いたのか？

【解説／みどころ】
原田知世主演のドラマも好評を博した角田光代の同名小説を『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化。専業主婦の生活から飛び出した平凡な女性が、若い大学生と不倫し、職場の銀行で次々と横領を働くなど後戻りできない転落の道をたどっていく哀しい姿を描き出す。名女優・宮沢りえがヒロインを熱演。バンコクロケの風景も見どころ。

【ストーリー】
銀行で契約社員として働き、夫と穏やかな生活を送っていた梨花は、勧誘に行った先で独居老人の孫、光太に出会う。光太に惹かれ、逢瀬を重ねるようになった梨花は化粧品購入の際、顧客から預かった金に手をつける。やがて彼女の行動はエスカレートしていき……。