たけし、さんま、タモリと遊んだ日々…懐かしの「タレントゲーム」
たけし、さんまと来たらタモリはどうだったのか? 1994年にスーファミソフト『笑っていいとも!タモリンピック』が発売されたものの、単なるミニゲームの集まりでウキウキできるかは微妙なところだ。
お笑い界からは他にも『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を題材にしたPCエンジンソフト『カトちゃんケンちゃん』、所ジョージはファミコンソフト『所さんのまもるもせめるも』を出したほか、「所さんのまーまーじゃん!」「ToKoRo’sマージャン」といった麻雀ゲームなど多数のゲームに関わっている。そしてつい先日、約5年ぶりに報道陣の前に姿を見せたマーシーこと田代まさしを主人公にしたアクションゲーム『田代まさしのプリンセスがいっぱい』も80年代後半に発売。
アイドル界から出たゲームでは『中山美穂のトキメキハイスクール』、『リサの妖精伝説』(立花理佐)、『光GENJI ローラーパニック』など、なぜかディスクシステムが多い。スーファミソフト『ゆうゆのクイズでGO!GO!』、アーケードゲーム『森口博子のクイズでヒューヒュー』など、当時人気だったクイズ番組の影響を受けたゲームも懐かしい。これらタレントゲームの一部は、タレント本人の許可を得ずに事務所が発売していたり、当時の事務所から移籍したために権利の所在が不明になったりで、復刻が難しいものも多い。
でも、スマホアプリゲームの隆盛で当時以上に玉石混淆な昨今のゲーム業界。ひょっとしたら当時はクソゲーでも、SNSで情報の共有・拡散ができる今こそ楽しめるものもあるはず。『たけしの挑戦状』が掌で遊べるようになったとしたら、そのゲーム担当者は間違いなく「えらいっ」んだけどなぁ。(文:オグマ ナオト)
この記事の写真を見る
関連記事
-
X
-
Instagram