リック・ヤンシーの大ベストセラー小説を実写映画化したSFアクション巨編。地球に突如現れた知的生命体<アザーズ>が人類滅亡を企む中、クロエ・グレース・モレッツ演じる女子高生キャシーが離れ離れになった弟を捜し出そうと奮闘する。<アザーズ>の波状攻撃による迫力のディザスター映像や戦闘アクションも見応えあり!
ある日、地球から400km上空を巨大な飛行物体が周回し始めた。人類はこの知的生命体を<アザーズ>と呼んだ。ニュースでこの衝撃的事実を知った女子高生のキャシー(クロエ・グレース・モレッツ)の平穏な日常は、この日を境に崩れ去って行く―。圧倒的知能を持つ生命体<アザーズ>により4度の攻撃を受け、人類の99%が死滅。壊滅状態となった地球で生き残ったキャシーは、人間と見分けのつかない<アザーズ>への恐怖に支配されながらも、第5の波を止めるべく彼らの秘密を探り始めるが―。
ずば抜けて成績が良いわけでもなく、スポーツも人並み。イケメンな彼氏もいない、ごく普通の女子高生よ。でも、非常事態に陥ったら物凄い力を発揮するの。私がこれまで演じてきた中で一番強い女の子だったわ。そう、ヒット・ガールよりもね(笑)。どんな困難が立ちはだかっても決してめげずに、弟が待つ場所に突き進んでいける。その忍耐強こそ彼女の一番美しいところだと思うの。
いつもの風変りな役なら、わからないことだらけなので、いろんなことを学習してから臨んでいたと思うけど、今回は、今まで教わってきたことをいったん全部忘れることにしたの。キャシーはただの女子高生で、特別な訓練を何も受けてないわけだしね。例えば、M16(自動小銃)を首から下げて歩き回っている時も、ビクビクしながら歩いたり、どうすればいいかわからない素振りをしたり、逆に難しかったわ。
私の場合、スーパーヒーローとか、全知全能な女の子とか、架空の世界で生きている現実味のないキャラクターを演じることが多かったので、今回、みんなが共感できる女の子を演じることができて本当に楽しかったわ。キャシーの置かれた環境は、非現実的ではあるけれど、原作を読んで、私たちと同じような感情が抱ける人間だと、すぐにピンときたの。
ジャンルによって役を選ぶことはあまりないわね。私はキャラクターを最優先に選んで、その次に監督が誰なのかに注目するようにしているの。映画は監督が持っている表現の手段で、もし監督に熱意が無ければいいものは絶対にできないし。あとは、女性へのメッセージ性が強いもの、女性に対する古びた先入観を打ち消すような役を選ぶように心がけているわ。
確かにそうね。今、この時代に18歳で役者をできていることはとてもラッキーだと思うわ。今までだったら、囚われの姫を演じて、誰かが助けに来るまで待っていなきゃいけなかったけれど、今は森の中を走りまわって弟を助け出すことだってできる。私は4人の兄弟と一緒に育ち、女の子は私1人だけだったこともあり、これまでの女優の役に対する先入観を打開し、世間に対して感じていることを積極的に発信できたと思っているの。
つい最近、友達や家族とそのことについて話していたのよ。“お隣のいい子ちゃん”役から、親友、意地悪な女の子、ごく一般的な強い女の子とか、いろいろな役のオファーが来るの。若い女性の描かれ方が少しずつ変わってきているのはわかるんだけど、そういった映画に対する投資があまり多くなくて完成することはほとんどないわね。でも、そういった中から面白そうな役を選んで、その映画が完成するのをひたすら応援しているわ。
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